旧施設の5倍に拡大、医療機器も取り扱い可能
郵船ロジスティクスは6月6日、マレーシア法人のTASCO BERHADがクアラルンプール近郊に大型倉庫「シャーアラムロジスティクスセンター」を新設、同敷地内に新たに建設した本社で営業を開始したと発表した。
2月15日に稼働を開始した新倉庫はセランゴール州シャーアラムに位置し、マレーシア最大のコンテナ取扱量を誇るポートケラン港やクアラルンプール国際空港から車で約40分。TASCOの施設で最大規模の約5万5800㎡の広さを備え、同敷地内にあった旧施設と比較して約5倍の面積に拡大した。
シャーアラムロジスティクスセンターは地上4階建ての多層階構造で、約12mの天井高と高層ラックが空間を最大限活用し、内国貨物から外国貨物まで効率的な保管を実現できると見込む。
各階に約20カ所のトラックドック、対面通行のランプウェイ(傾斜路)を取り入れ、機能的な動線とスムーズな荷役でトラックの待機時間を削減する。
高度な物流倉庫管理システム(WMS)を導入し、食品やアパレル、電子部品のほか、医療機器の物流品質に関する国際基準「GDPMD」に準拠しているため医療機器の取り扱いも可能。庫内を24時間監視するCCTVカメラを設置。マレーシアの基準に沿った耐火性能を備えるなど、セキュリティにも万全を期している。
シャーアラムロジスティクスセンター(プレスリリースより引用)
<新設したロジスティクスセンター概要>
名称 | Shah Alam Logistics Center |
---|---|
所在地 | Lot No. 1A, Persiaran Jubli Perak, Jalan 22/1, Seksyen 22, 40300 S Shah Alam, Selangor, Malaysia |
倉庫面積 | 55,800㎡ |
(藤原秀行)