【現地取材・動画】霞ヶ関キャピタル、川崎・東扇島の冷凍自動倉庫を公開

【現地取材・動画】霞ヶ関キャピタル、川崎・東扇島の冷凍自動倉庫を公開

三菱商事都市開発と共同開発、最大1万パレットを保管可能

霞ヶ関キャピタルは8月6日、川崎市東扇島で完成した冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH東扇島Ⅰ」を報道関係者に公開した。

三菱商事都市開発と共同で開発した。霞ヶ関キャピタルとしては4施設目の冷凍自動倉庫で、三菱商事都市開発は初めての案件。


施設概観(霞ヶ関キャピタル提供)

地上3階建て、延床面積は1万9953㎡(仮想床を含む)、冷凍自動倉庫で保管可能なパレット数は1万枚。商品を自動で搬送可能なラックシステムを配置しており、1階の搬送ラインにパレット積みの商品を置くと、搬送機が上層階の冷凍自動倉庫に格納する。

冷凍保管エリアは原則として無人で運営。低温下の過酷な環境で人間が長時間働かなくても済むよう考慮している。自動化により商品の保管効率が向上、従来の4分の1程度の人員で運用が可能になっているという。

入庫と出庫の処理能力はともに1時間当たりパレット150枚分。1階には12台分のトラックバースを備え、入庫と出庫のラインを分けてオペレーションを迅速に行えるようにしている。出庫のエリアは、トラックの着車まで商品を待機させるパレット150枚分の一時保管スペースを設置し、トラック到着のタイミングに合わせて速やかに積み込めるよう工夫している。


入庫のデモ。パレット積み商品を置くと、搬送機が上層階の冷凍自動倉庫まで送り込む


冷凍自動倉庫の内部

インターネットスーパーの普及、冷凍食品の利用増加などを受け、冷蔵倉庫の需要が伸びている一方、供給が追い付いていない市場状況を考慮。現場の人手不足も踏まえ、冷凍・冷蔵倉庫が集積し、羽田空港や京浜港・川崎港に近接している川崎市の東扇島エリアに冷凍自動倉庫を構えることにした。

首都高速湾岸線の東扇島ICから約2kmに位置。高速道路を通じて関東の広域をカバーできると見込む。2028年3月には東扇島エリアで2棟目の冷凍自動倉庫が竣工する見通し。霞ヶ関キャピタルは他にも27年以降、神奈川県や大阪府などで9棟の冷凍自動倉庫が順次完成する予定。

2030年のフロン規制強化をにらみ、CO2やアンモニアを使用した自然冷媒の冷凍機を導入。屋上には太陽光発電パネルを設置し、倉庫で使用する電力の約15%を太陽光でカバーできるようにするなど、環境負荷低減にも努める。

「LOGI FLAG TECH東扇島Ⅰ」は霞ヶ関キャピタル傘下のX NETWORK(クロスネットワーク)が利用し、1日1パレットから使えるWEB完結型の冷凍保管サービスを展開する。

(藤原秀行)

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