ヤマトHD、北海道でスタートアップ支援のアクセラレーションプログラム「Hokkaido F Village X」に参画

ヤマトHD、北海道でスタートアップ支援のアクセラレーションプログラム「Hokkaido F Village X」に参画

地域課題解決を支援

ヤマトホールディングス(HD)は3月12日、米国のベンチャーキャピタルScrum Ventures(スクラムベンチャーズ)と子会社のスクラムスタジオ(東京都港区西新橋)が主催するグローバルアクセラレーションプログラム「Hokkaido F Village X」(HFX)に参画したと発表した。

HFXはスクラムスタジオが運営。協力パートナーでプロ野球の北海道日本ハムファイターズが本拠地にしている球場「エスコンフィールド HOKKAIDO」などの運営を手掛けるファイターズ スポーツ&エンターテイメント(北海道北広島市、FSE)と連携し、北海道ボールパークFビレッジを中心に国内外のスタートアップの地域実装を後押しする。

 
 


(左から)ファイターズ スポーツ&エンターテイメント・前沢賢常務取締役開発本部長、Scrum Ventures・宮田拓弥ジェネラルパートナー、ヤマトHD・齊藤泰裕イノベーション推進機能シニアマネージャー(プレスリリースより引用)

ヤマトグループは2023年3月、FSEと物流パートナーシップ契約を締結し、エスコンフィールドHOKKAIDOとFビレッジで最適な物流サービスを展開している。併せて、宅配集配車両を活用した移動販売専用車による買い物困難者の支援や「道の駅」を拠点とした中継輸送実証など、地域の課題解決をサポートしている。

HFXに参画することで、国内外のスタートアップとの事業連携や実証実験など、様々なチャレンジを加速。さらに、最新技術情報の獲得や北海道の地域課題解決に資する国内外のスタートアップとの連携強化のため、Scrum Venturesが運営するベンチャーキャピタルファンド「Scrum Hokkaido Fund I, LP(スクラム ホッカイドウ ファンド ワン リミテッド・パートナーシップ)」に出資する。具体的な金額は開示していない。

HFXは年間10社、3年間で合計30社程度のスタートアップを採択し、「スポーツ・エンタメ・スタジアム」「フード&アグリ」「モビリティ」「クリーンテック」「ウェルビーイング」の5つのカテゴリで技術やサービスの実証・実装を支援する。

(藤原秀行)

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