10kmを飛行
SkyDriveのドローン事業部を前身として設立され、物流ドローンやドローンショーの企画・運航サービスを手掛けるAlterSky(アルタースカイ、愛知県豊田市)は2月5日、SkyDriveと、同市の協力を得て2025年12月に同市内の山間部で、無人航空機による「レベル3.5」の検証飛行を実施、無事成功したと発表した。
レベル3.5飛行は機体に搭載したカメラで下に人間がいないか確認できるようにしていることなどの条件を満たせば、ルートに補助者を置いたり注意喚起の看板を掲示したりせずに目視外飛行が可能。政府が山間地や離島といった人口が少ないエリアで無人航空機による輸送を実現しやすくなるよう規制緩和した。

遠隔操作の様子
SkyDriveは「空飛ぶクルマ」の実用化に向け、自律飛行の技術開発を加速させている。今回の検証飛行は将来の自律飛行実現に不可欠な「360度障害物回避」や「自己位置推定」の精度向上のため、実際の航路における高精度なLidar(レーザー走査)データと視覚データを取得することを目的として行った。

飛行ルートイメージ

取得データイメージ
飛行ルートは豊田市内の約10kmで、山間部特有の複雑な地形を通過する難易度の高いルートを設定した。モーターが故障した場合でも安全に着陸できる8枚プロペラ機を使用し、パラシュートも装備するなど安全対策に注力した。

今回の飛行で得た知見は、「空飛ぶクルマ」の実用化に向けたシミュレーションなどに活用する。同社とSkyDriveは試験を繰り返し、通信やGPSが遮断された環境下でも、機体自身が安全を認識して飛行を継続する「エアモビリティの自律化」の実現を目指す。
(藤原秀行)※いずれもAlterSky提供











