関係強化狙い、脱炭素など後押し
商船三井系のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)、MOL PLUSは3月25日、海運・海事領域に特化したシンガポールのベンチャーキャピタル(VC)のMotion Ventures Management(モーション・ベンチャーズ・マネジメント)が運営するファンド「Motion Ventures Fund Ⅱ」に出資することを決めたと発表した。
MOL PLUSは2021年にも「Motion Ventures Fund I」に出資しており、今回の継続出資でパートナーシップを強化する。

Motion Ventures共同創設者兼ジェネラル・パートナーのShaun Hon氏(前列左から2人目)とMOL PLUSメンバー(MOL PLUS提供)
Motion Venturesは海運・海事産業(港湾・フォワーディング・ロジスティクスのSCMなど)の投資領域に特化した数少ないグローバルVCとして活動。MOL PLUSはFund Iへの出資以降、Motion Venturesと連携し、共同投資やMotion Venturesの投資先企業との協業推進を続けている。
Fund Ⅱの運用規模は1億ドル(約150億円)で、Fund Iの5倍超を予定している。投資対象も従来のソフトウェア中心から、ディープテックやハードウェアに広げる。船員不足への対応や労務負荷軽減に資する効率化・自動化技術、次世代エネルギー・推進システムを通じた環境負荷低減(脱炭素)に貢献する技術など、海事産業の課題解決に資するスタートアップへの幅広い投資を見込んでいる。
MOL PLUSはMotion Venturesの投資先企業やエコシステムに参画するスタートアップに対し、実証フィールドの提供、事業会社との協業検討、資本・業務提携を通じて、海事スタートアップの活躍を後押ししていく構え。
|
ファンド名 |
Motion Ventures Fund Ⅱ |
|
所在地 |
シンガポール |
|
運営者 |
Motion Ventures Management Pte. Ltd. |
|
会社設立 |
2021年 |
|
投資対象地域 |
欧州、東南アジア、北米を中心としたグローバル |
|
投資対象領域 |
海運・海事、物流サプライチェーン |
|
投資ステージ |
シードステージからシリーズA |
(藤原秀行)












