ANAHDが沖縄・久米島で「レベル4」飛行のドローン配送サービス実験、国内初の自社有資格操縦士参加

ANAHDが沖縄・久米島で「レベル4」飛行のドローン配送サービス実験、国内初の自社有資格操縦士参加

ラストワンマイル物流の検証も実施へ

ANAホールディングス(HD)は10月13日、有人地帯(第三者上空)での補助者なし目視外飛行(レベル4)によるドローン配送サービスの実証実験を11月6日に沖縄県の久米島町で始めると発表した。

国土交通省から「第一種型式認証」を取得したACSLのドローンと、国家資格の「一等無人航空機操縦士」資格を保有した自社の操縦士、航空会社として培ってきた知見を活かした飛行マニュアルでレベル4の飛行承認を獲得した。ANAHDによれば、自社の操縦士でレベル4運航するのは国内で初めてという。

実証実験ではドローン配送の課題となっている運航の省人化に向けた検証や最適飛行経路を分析する。地域ボランティアとも連携し、自宅まで配送するラストワンマイル物流の展開の可能性も見極める。

◆本実証における役割

ANAHDは航空機の安全運航に関する知見を活用し、ドローンオペレーターとして、福岡市や長崎県五島市で「無人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル3)」による実証実験を重ねてきた。今年4月にはモビリティ事業創造部を創設し、レベル4の運航を含め、ドローン配送サービスの事業化検討に向け、継続して検証を実施している。

(藤原秀行)※プレスリリースより引用

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