神戸デジタル・ラボ、現場体験に基づく物流・流通業界向けDXソリューション提供開始

神戸デジタル・ラボ、現場体験に基づく物流・流通業界向けDXソリューション提供開始

倉庫業務効率化や誤出荷防止など展開

DX支援やシステム開発を手掛ける神戸デジタル・ラボ(神戸市)は5月20日、物流・流通業界向けDXソリューションの提供を開始したと発表した。

人手不足が深刻化する物流・流通現場で、属人化業務の解消と生産性向上を支援する。

同社のエンジニアが物流倉庫の実務経験を通じて得た知見を生かし、テクノロジーを活用した改善視点を反映させる。

WMS(倉庫管理システム)などで捉えきれない現場オペレーション領域の“見えない課題”を可視化し、改善につなげる。一部のソリューションでは実証実験(PoC)パートナー企業の募集を開始した。

倉庫業務の効率化や誤出荷防止、在庫管理の高度化などを支援するソリューションを提供する。内容は拡充していく予定。

商品タグなどの目視レスチェックツールとして、AI-OCR(AIによる高精度文字認識)を活用したデータ照合を実現。商品タグ・入荷リスト・ラベル情報などの読み取り・確認作業を省力化する。

目視の場合に発生し得る取り違えや見落とし防止を支援し、検品・見比べなどの確認作業の負荷と時間を大幅に削減する。

また、デジタル人員配置ボードは、これまでホワイトボードで行っていた人員配置をデジタル化し、誰でも直感的に把握・管理できる環境を整える。

配置状況は、タブレットや大型モニターでリアルタイムに把握できるため、手作業での転記・確認作業の手間を解消できると想定。転記ミスや転記漏れを防ぎ、煩雑になりがちな人員配置業務を効率化できるとみている。

また、「kintone」(キントーン)による倉庫人員シフト管理は、これまで管理者が手作業で行っていた煩雑なデータ収集や、経験に依存した人員配置・シフト調整をデジタル化し、一元管理する。

過去の実績や計画データを見える形で把握できるようになり、判断基準を明確化。作業負荷の軽減とペーパーレス化を進めるとともに、最適な人員配置による生産性の向上につなげる。

さらに、物流・流通向けセキュリティーリスク対策として、脆弱性診断や標的型攻撃メール訓練、セキュリティー教育・研修などを展開。国土交通省「物流分野における情報セキュリティ確保に係る安全ガイドライン」に準拠し、インシデント対応マニュアルやサイバーBCPの策定支援まで一貫して対応。万が一の事態にも迅速かつ適切に対応できる継続的な対策と体制構築をサポートする。

倉庫内活動記録とトラックドライバーのコンディション計測で、実証実験への参加企業を募る。

(藤原秀行)※神戸デジタル・ラボ提供

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