中東情勢緊迫化も、迅速な輸送手配などで「ビジネス拡大のチャンス」と意欲
国際貨物輸送事業者の業界団体「国際フレイトフォワーダーズ協会」(JIFFA)は6月11日、東京都内で通常総会を開き、木村宗徳会長(三菱倉庫取締役常務執行役員)が副会長となり、後任に笠井達二副会長(山九常務執行役員物流事業本部長)が昇格する人事を決めた。
笠井新会長は通常総会後の記者会見で、米国のトランプ政権の関税引き上げ政策や中国の景気減速などがグローバルの物流量に影響していることに言及し「今後はより一層不透明になってきている。フレイトフォワーダーの力量が試される」との見方を示した。

会見する笠井新会長
その上で「われわれフォワーダー、特にNVOCC(非船舶運航業者)は複数の輸送オプションを持っているのが強みで、いろんなルートを使って物を運ぶという引き出しを一番多く持っている。厳しい状況ではあるが、ビジネス拡大のチャンスだとポジティブに捉えている」と述べ、中東情勢緊迫化による国際物流の混乱に対しても、迅速な輸送手段手配などで荷主企業の要望に応え、事業拡大に努めていくことに強い意欲を見せた。
また、国際物流の輸送リードタイムが中東情勢緊迫化で伸びることが見込まれる点に対し「中東情勢に限らず、昨今リードタイムは全体的に長くなる傾向にある。ある程度長めのリードタイムへの対応を荷主さんもしてきており、理解は得やすくなっている」と指摘した。
(藤原秀行)










