いすゞ、トラック納期管理強化へ関係企業間で作業工程の情報共有可能な新システムを本格導入

いすゞ、トラック納期管理強化へ関係企業間で作業工程の情報共有可能な新システムを本格導入

製造現場の人手不足や資材供給不安定化に対応

いすゞ自動車は6月16日、新車のトラックの納期管理強化に向け、いすゞグループと販売や輸送などの関係企業の間で作業工程の進捗状況を共有できるシステム「ISUZU Truck Chain」(いすゞトラックチェーン)を今秋、本格的に導入すると発表した。

製造現場の人手不足や資材供給の不安定化などが響き、納車までの期間の長期化が課題になっているため、システムを活用してトラックの架装に関するサプライチェーンの運営を適正化し、納期の短縮と遅延回避を目指す。




ISUZU Truck Chainを活用した情報連携のイメージ(プレスリリースより引用)

いすゞは昨年11月、いすゞ連結販売会社と、取引の多い一次架装メーカーを対象に、「ISUZU Truck Chain」の一部運用を開始した。これまでの運用を通じて一定の効果を得られたため、事業者をより広範囲にカバーし、本格的に運用することにした。

従来、いすゞグループと架装事業者の間では、電話や電子メールなどを通じて工程情報を確認していた。

新たなシステムの導入により、販売会社の受注情報、シャシー完成予定、架装完成の予定・実績、新車登録予定などを、関係企業間で円滑かつ迅速に共有・確認できるようになると見込む。

関係企業が同一の最新情報を活用することで、工程の滞留抑制やスケジュール変更時の迅速な納期調整を可能にし、新車納車までのリードタイム短縮につなげられると見込む。

架装事業者としても、販売会社の受注情報やシャシー生産予定を事前に確認し、将来の作業量を見据えた工程計画を立案できるようになり、待機時間や工程手戻りなどのロスを抑え、架装業務の効率改善が進むと想定している。



今年度後半からは対象となる架装事業者をさらに拡大し、将来は見積り・発注・請求・棚卸などの電子化機能を追加するとともに、個人事業主を含む全国の架装事業者へ展開し、架装サプライチェーン全体の可視化・最適化を推進することを構想している。

(藤原秀行)

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