リアルタイム浸水推定と組み合わせ、水害時の多角的な状況把握を後押し
Spectee(スペクティ)は7月22日、災害の激甚化や水害の多発を受け、SNSに投稿された画像をAIで解析し、浸水の危険度をスコア化する新機能の提供を始めたと発表した。
AIリアルタイム防災・危機管理サービス「Spectee Pro」(スペクティプロ)と、次世代型サプライチェーン・リスク管理クラウド「Spectee SCR」(スペクティSCR)の両サービスを通じて提供する。
Specteeは2022年、SNS画像・降水量・地形データなどを統合的に解析し、氾濫発生からリアルタイムに浸水範囲と浸水深を地図上に表示する「リアルタイム浸水推定」の提供をスタートした。
同技術と新機能を組み合わせることで、水害発生時の現地の浸水状況をより多角的かつ迅速に把握することができるようになると見込む。
水害が発生した際にはSNS上に現地の浸水状況を伝える投稿が大量に寄せられるため、その中からどの投稿を重点的に見るべきか、より的確に見極めたいとユーザーから要望が多く寄せられていた。Specteeは強みとしているAI解析技術を活かし、浸水可視化技術の開発・強化を続けていた。
新機能はSNSに投稿された画像・動画を、浸水深や建物への浸水度合い(床上/床下)などの観点からAIがリアルタイムに解析し、浸水の危険度を「高・中・低」の3段階で色分けして表示する。
現地で撮影された一次情報を即時に評価することで、浸水が発生しているエリアの危険度を直感的かつ迅速に把握することが可能になると想定している。

スコア表示

Spectee Proの表示イメージ

Spectee SCRの表示イメージ

危険度スコアとリアルタイム浸水推定を組み合せたイメージ
今後もAI解析の精度向上と機能改善を継続するとともに、衛星データやカメラ映像など複数のデータソースとの連携を強化して、浸水状況の把握をより精緻化することを目指す。
SNS・衛星・カメラといった多様な情報源を統合的に活用することで、あらゆる水害シナリオに対応できるリスク可視化プラットフォームの実現を念頭に置いている。

(藤原秀行)※いずれもSpectee提供







