ラウンジ増設し会議室も、国内線利用にも対応開始
成田国際空港会社(NAA)は7月30日、同空港のビジネスジェット専用ターミナル「Business Aviation Terminai -Premier Gate-」(ビジネス・アヴィエーション・ターミナル プレミア・ゲート)を8月1日にリニューアルオープンするのを前に、報道関係者に内部を公開した。
利用客向けの大型ラウンジと会議室を新設。これまでの国際線に加え、国内線のビジネスジェット利用者も使えるようにしている。「ラグジュアリー&ホテルライク」をコンセプトに掲げ、高級ホテルを思わせるような洗練されたデザインを内装に採用している。

専用ターミナルの入り口

入り口脇にある待機可能なスペース
専用ターミナルは第2旅客ターミナルの一角に位置しており、2012年の開業以来、25年度までの利用回数の累計が7081回、利用者数が3万5510人に達している。税関や出入国審査、検疫の各手続きの対応エリアも備え、利用客がプライバシーを守りながらスムーズに入出国できるよう配慮している。
近年は海外の富裕層の訪日需要増加でビジネスジェット利用者が増えており、25年度は大阪・関西万博開催の効果もあって、専用ターミナルの利用回数は1391回、利用客は7165人でともに24年度の2倍近くまで伸び、過去最多を更新した。NAAによれば、全体の5割が米国や中国と日本を結ぶ便で、外国人の利用が大半を占めている。
設備の老朽化が進み、混雑も目立っている上、利用者らからは国際線だけでなく日本国内を移動するための国内線の受け入れを求める声も上がっていたため、リニューアルに踏み切った。国際線と国内線の乗り継ぎ需要にも対応する。
これまではラウンジが1カ所のみで、同じ時間帯に複数のビジネスジェットを利用する場合、座席が足りなくなることがあった。20人以上が使えるラウンジを新設。会議室も設け、商談などに使えるようにしている。


新設したラウンジ(上)と会議室

既存のラウンジも改修した

出入国手続きを待つ間、利用できるスペース
エントランスホールや既存のラウンジも使いやすくなるよう改装し、高級感を演出。障害のある作家の作品のライセンスを管理しているヘラルボニー(盛岡市)と連携し、アート作品を展示、多様性を尊重する価値観の発信に努める。
利用料金は出発・到着1回当たり国際線が40万円、国内線が20万円。

エントランス

ヘラルボニーと連携して展示しているアート作品
(藤原秀行)







