米GA-ASIと富士通、日本で無人航空機システムの整備・運用体制構築へ連携

米GA-ASIと富士通、日本で無人航空機システムの整備・運用体制構築へ連携

海自が導入予定の機体

富士通は8月28日、米国の無人航空機システム(UAS)大手General Atomics Aeronautical Systems(ジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ、GA-ASI)と、日本におけるUASの維持整備・運用体制の構築や将来の技術的協業の検討に関し、覚書(MOU)を8月27日付で締結したと発表した。


契約を締結した富士通の宮崎健一郎ナショナルセキュリティ事業本部長(左)とGA-ASIの Regional Vice President – Indo Pacific, Zachary Stang氏(プレスリリースより引用)

両社は本覚書に基づき、GA-ASIが開発・製造する情報収集・偵察を目的とした無人航空機「MQ-9B」について、富士通が持つアビオニクス(航空機や宇宙船に搭載される電子機器や電気システム)整備、部品管理、整備訓練、保守支援などに関する技術・知見を活用できるかどうか、幅広く検討する。

加えて、日本国内における持続可能かつ安全なUASの運用基盤強化に貢献することを目指し、技術的協業や事業機会の創出についても段階的に検討する。運用基盤の強化に加え、将来はミッションシステム(航空機や防衛分野で特定の任務を遂行するためのシステム)やシステム連接などに関する意見交換・検討も図る。

「MQ-9B」は防衛省が洋上監視能力の強化と安全保障に向けた体制の効率化・省人化のため、情報収集・偵察を目的として海上自衛隊に23機採用し、2027年度から順次整備する方針を打ち出している。

衛星通信による遠隔操縦により24時間以上の長時間滞空が可能で、高性能センサーを用いて無人かつ昼夜を問わずリアルタイムで広域の状況を把握できるのが特徴。日本国内でその価値を最大限に発揮するためには維持整備と運用体制の実現が不可欠となっており、MOU締結で富士通がその役割を担うことが期待される。


「MQ-9B」

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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