ヤマトが参加、人口減少エリアで移動手段と物流機能の維持目指す
宮崎交通とヤマト運輸は9月9日、路線バス型の公共ライドシェア「ねこみやバス」の実証運行を宮崎県の日向・入郷地域(日向市・美郷町・諸塚村・椎葉村)で10月1日に始めると発表した。
大型ワンボックスカー3台を活用し、人間と荷物を同時に運び、人口減少が続くエリアで人の移動手段と物流機能の維持、住民の利便性向上を目指す。期間は2027年3月末までの半年間。
国土交通省(令和8年度「『交通空白』解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト」、共同化・協業化促進タイプ)、宮崎県、日向市、美郷町、諸塚村、椎葉村の支援を受けて実施する。

現在運行中の宮崎交通の路線バスと同じ路線・バス停で走らせる。事前予約は不要で誰でも乗車できる。ヤマトの宅配荷物は「道の駅とうごう」で、車両後部の貨物専用スペースに積み込み、集配エリアのバス停で待機するドライバーに引き渡す。
・運行路線:
道の駅とうごうー塚原ーおし谷(おし谷線)運行本数8便/日、運行距離49.9キロメートル
道の駅とうごうー神門・浜砂橋(神門線)運行本数9便/日、運行距離30.6キロメートル
道の駅とうごうー池野(池野線)運行本数2便/日、運行距離5.7キロメートル
・運行ダイヤ:別紙運行ダイヤ表を参照
・運賃・乗車・支払い方法:宮崎交通の路線バスと同様
・使用車両:大型ワンボックスカー(乗客最大4名)
・車両台数:3台(予定)
・運行体制

宮崎県の日向・入郷地域では、人口減少・高齢化が急速に進んでおり、住民の買い物や通院など日常の移動手段の維持が喫緊の課題となっている。同地域を広域につなぐ唯一の公共交通機関となっている宮崎交通の路線バスは、利用者の減少に加え、燃料価格の高騰や運転手の高齢化・人手不足の深刻化により、事業の継続が困難な状況に直面している。
一方、ヤマトも同地域の荷物の集配業務は日向営業所から片道約90分を要して1日2往復しており、サービス品質の維持と集配業務の効率化の両立が強く求められている。
そこで両社が組み、人と荷物を同時に運ぶ路線バス型「公共ライドシェア」の実証運行に踏み切ることにした。
今後は、利用状況や運用方法、導入効果などの検証結果を重ね、2027年4月の本格運行に向けた持続可能で強固な地域交通スキームの構築を目指す。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用









