国交相に変更申請、土地収用に向け説明会開催も公表
成田国際空港会社(NAA)は10月19日、成田空港の滑走路延伸・新設工事をめぐり、土地収用法に基づく強制的な用地取得が可能になる「事業認定」申請の前提として、地権者ら利害関係者への説明会を千葉県成田市などで開催すると発表した。
併せて、新設する3500mのC滑走路の完成予定期日を2034年12月31日に変更することなどを10月19日付で国土交通相宛に申請したことも公表した。従来は29年3月末までの完成を目指してきたが、用地取得が想定より遅れているため、期日を5年先送りする。NAAは30年代半ばの供用開始を目指す。
C滑走路の新設に伴い、駐機場や誘導路を新設することも申請している。
説明会は10月28日に成田市で開くほか、11月5日に多古町で、11月11日に芝山町でもそれぞれ開催する。
NAAは今年7月、滑走路の延伸・新設に必要な用地の取得完了のめどが立っていないことから、国交省や千葉県、地元自治体に対し、土地収用法に基づく強制的な用地取得に踏み切ることを検討する考えを表明、了承を得ていた。NAAによれば、9月25日時点でC滑走路に必要な用地の1割程度をまだ確保できていないという。
NAAは説明会を経て、年内をめどに、事業認定を国土交通相に申請したい考え。国交相が公益性のある事業と認めれば、NAAは地元の千葉県の収用委員会に裁決を申請。収用委は強制的な用地取得への補償額や明け渡しの期日を決める裁決を出し、地権者が受け入れない場合、千葉県が用地の明け渡しを求める代執行に踏み切る見通し。
(藤原秀行)






