自動梱包ラインメーカーのダイワハイテックス、減プラと緩衝性を両立した新資材「ステイリブシート」開発

自動梱包ラインメーカーのダイワハイテックス、減プラと緩衝性を両立した新資材「ステイリブシート」開発

石油系資材高騰に対応、厚み1.2mmで保管スペースを圧縮しメール便の完全自動梱包実現

自動梱包ラインメーカーのダイワハイテックス(東京都板橋区坂下)は11月5日、通販向けメール便自動梱包ライン「PAS-Line」(パスライン)の専用新資材として、資材メーカーとの共同開発により独自の立体構造を備えた緩衝紙資材「ステイリブシート」(特許申請中)の提供を開始すると発表した。

2026年春以降、緊迫化する中東情勢を背景とした原油価格の高騰により、石油由来のビニール・プラスチック包装資材の価格高騰と供給不安がEC・物流業界の大きな経営課題となっているのに対応。減プラスチックと安定供給、現場のコスト適正化を両立する代替資材として「ステイリブシート」の開発にこぎ着けた。



メール便需要の高いコスメ・化粧品、生活雑貨、アクセサリーなどの出荷の際、「薄型紙シートでは緩衝力に不安が残る」「気泡緩衝材では過剰包装になり配送コストもかかる」というジレンマを解消する。

厚みは約1.2mmでありながら保護性能を発揮し、容器包装リサイクル法上の「紙」マークに対応。資材保管スペースの削減と梱包自動化による現場負荷軽減を同時に達成できると見込む。

提供開始に伴い、東京・大阪の各ショールームで実機デモおよび実商材を用いた適合テスト、無料資材サンプルの受付を開始する。


緩衝紙資材「ステイリブシート」(特許申請中)


緩衝紙資材「ステイリブシート」で梱包した荷姿

新資材はクラフト紙にポリエチレンをラミネートし、独自の立体的なリブ(凹凸)を成形。外力や重みが加わっても復元する特殊構造により、厚みが約1.2mmでありながら、従来の厚手緩衝材に匹敵する保護性能を持たせている。



アクセサリーやコスメ、小型雑貨など、従来手作業で気泡緩衝材を巻いていた商材の「ダイレクト自動梱包」を可能にすると見込む。


ステイリブシートの断面

厚みを抑えた設計により、保管効率を大幅に改善。資材ロールの保管に必要なスペースを圧縮し、物流現場が課題として抱えている「坪単価効率の最大化」に直接貢献できると想定している。


ロール状に巻かれた資材(イメージ)

1本当たり150mの長尺設計を採用。1ロールごとの梱包可能数を大幅に増やすことで、現場オペレーターによる資材補充・交換の頻度を抑え、ライン停止によるタイムロスを削減することが可能とみている。

容器包装リサイクル法で定める「紙」マークに該当するため、エンドユーザーの分別廃棄ストレスを解消。EC事業者の環境負荷低減(SDGs対応)およびブランド価値の向上につなげられると強調している。




「紙」マークを印刷したステイリブシート

厚み 重量 巻き長さ
約1.2㎜ 約5.5㎏ 150m
約2.5㎜ 約2.0㎏(100m) 100~120m
約2.0㎜ 約5.0㎏ 200m
約0.1㎜ 約7.2㎏ 200m

商材のカテゴリごとに資材を柔軟に使い分けることで、過剰包装を徹底排除した最適コストでの配送オペレーションが構築できると提案している。


PAS-Lineで梱包したメール便の荷姿


メール便自動梱包ライン「PAS-Line」

「PAS-Line」は、1時間に最大1000梱包の高速処理が可能な、全長わずか約3.5mのコンパクトな自動梱包ライン。

(藤原秀行)※いずれもダイワハイテックス提供

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