ロジスティード、使用済みEVバッテリーの資源循環目指す実証事業で物流効率化などの取り組み状況公表

ロジスティード、使用済みEVバッテリーの資源循環目指す実証事業で物流効率化などの取り組み状況公表

福岡県など参加の官民連携組織、トレーサビリティー実現策なども報告

ロジスティードは11月4日、使用済みEVバッテリーの再資源化を図る実証事業に関する2026年度の取り組み状況を公表した。

福岡県などは2024年、今後急速な増加が見込まれる使用済みEVバッテリーの回収・リユース・リサイクル・再製造の一連の工程を、経済・環境の両面で最適化させる資源循環システム「福岡モデル」を構築することを目指す官民連携組織「グリーンEVバッテリーネットワーク福岡(GBNet福岡)」を立ち上げた。今年10月時点で49社、オブザーバーの4団体が名を連ねている。



ロジスティードは24年11月に参画。25年度のネットワーク会議では、使用済みEVバッテリーの二次利用サプライチェーンにおける個品情報の管理や、九州域内の循環物流スキームの構築に向けた実証事業計画について発表した。

GBNet福岡が10月22に開催した26年度のネットワーク会議では、EVバッテリー回収の効率化、物流の効率化・高機能化、モジュール診断・選別の作業プロセス開発、情報連携機能の要件定義・CFP(カーボンフットプリント=原材料調達から製造、流通、使用、廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体で出た温室効果ガスの量)の可視化の4点のテーマを中心に、実証事業の進捗について紹介した。

その一環として、ハブ機能を持つ倉庫に使用済みEVバッテリーの保管や診断・選別、個品・在庫管理などの機能を集約し、回収から二次利用への供給までを効率化する物流スキームの構築を推進していることに言及。

また、バッテリーごとに固有IDを付与して回収から再利用まで一貫して識別する仕組みや、電池情報とトレーサビリティーを可視化するダッシュボードの検討など、物と情報を連携させた循環流通基盤の実現に向けた取り組みもスタートさせたことを報告した。

今後は、循環流通に要するコストやCO2排出量などの検証を通じて経済・環境両面での事業性を評価するとともに、社会実装に必要となる機能の検討や循環流通サービスのビジネスモデル開発を進め、「福岡モデル」としての社会実装を後押ししていきたい考え。

(藤原秀行)

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