関係者間の情報共有を円滑化
トヨタ自動車から派生し、コンテナ輸送の最適化支援サービスを手掛けるOneStream(ワンストリーム)は11月5日、同サービスで新たに、情報連携によりトラックの待機時間を削減することが可能な「搬入票の自動作成機能」の提供を11月2日に始めたと発表した。
港湾ターミナルや配送先への搬入に必要な書類作成の手間を解消できると見込む。
入力作業の効率化とトラック待機時間の削減を実現するほか、即時のデータ連携により、その後の輸送も円滑に行えるようにし、物流現場のDXを推進する。
海上コンテナの陸上輸送の際、コンテナの搬入・搬出時に作成する搬入票などの書類作成業務はいまだに紙媒体やExcelへの手入力が主流で、現場スタッフやドライバーの大きな負担となっている。
物流業界では、入力漏れや誤記によるチェック待ち・手戻り作業の発生は、港湾周辺のトラック渋滞や荷待ち時間増加の要因の一つとみなされている。そうした状況を打開するため、新機能の開発にこぎ着けた。
新機能は既存の海運会社の船積予約やコンテナ番号、コンテナ封印番号(シール番号)などの情報と合わせて、搬入票に必要なデータをシステム上で自動で抽出、帳票を作成する。
従来の転記作業・重複入力を不要にし、前工程で登録された情報を基に、搬入票をワンタップで自動出力する。
クラウド上で海運会社の船積予約 (ブッキング)情報と現場から入手するコンテナ番号、コンテナ封印番号(シール番号)をひも付けて管理するため、常に最新の情報を取得することが可能で、荷主から乙仲、倉庫、ドレージ(ドライバー)の関係者の情報共有を円滑化できると想定している。
さらに、コンテナの到着、バース管理、荷役写真の撮影・管理・共有がワンストップでシステム管理できるようになり、スムーズな運用につなげられると期待している。

「One Stream」搬入票自動作成のフローイメージ
One Streamは、荷主・倉庫・ドレージ輸送会社・港湾関係者の間に分散していた運行情報や搬入・搬出データを一元管理。コンテナのリアルタイム追跡、自動配車、バース予約管理をデジタル化することで、輸送効率の向上と現場の負荷軽減を実現する。コンテナ輸送の取扱量は累計で約5万本を突破した。
今後は、配車計画の最適化や港湾混雑状況に応じたリアルタイム運行管理機能の強化など、コンテナ物流全体のプラットフォーム化を進めていきたい考えだ。
(藤原秀行)※One Stream提供








