納品日集約への真摯な協議、異常気象時の無理な運送依頼回避など明示
三陽商会は9月26日、政府が物流事業者や荷主企業と連携してトラックドライバーの就労環境改善などを目指す「ホワイト物流」推進運動に賛同すると発表した。同運動事務局に自主行動宣言を提出した。
宣言は「物流の改善提案と協力」「パレット等の活用」「発荷主からの入荷情報等の事前提供」「リードタイムの延長」「高速道路の利用」「納品日の集約」などの10項目を選択。
具体策は、
・発荷主として出荷予定時刻を厳守する
・取引先から隔日配送化、定曜日配送化といった納品日の集約に関する提案があれば真摯に協議へ応じる
・原則として運賃と付帯作業などの料金を別建てで契約する
・異常気象発生時や発生が見込まれる場合は無理な運送依頼を行わないこと
・業界団体と連携し、トラック積載効率化、搬送効率化が図れるよう、梱包資材のサイズ標準化の取り組みを推進すること
――などを打ち出している。
（藤原秀行）
