ポートフォリオに7物件でスタート
住友商事が物件供給のスポンサーを務めるSOSiLA(ソシラ)物流リート投資法人が12月10日、東京証券取引所に上場を果たした。
住商が開発する「SOSiLA」ブランドの物流施設を主な投資対象とし、上場時点で横浜市の「SOSiLA横浜港北」など首都圏・関西の5物件と、大阪市内の北港油槽所(底地)、南港乗下船ヤード(土地)の計7物件をポートフォリオに組み入れている。取得総額は765億6400万円。資産運用は住商リアルティ・マネジメントが務めている。
住商は消費地に近接した「都市型」の物流施設開発を推進しており、高機能でテナント獲得に優位性を持つ物件を手掛けていることを強みにして、投資家にアピールしていく構えだ。
10日の取引開始直後、投資口価格の初値は11万2500円を付け、発行・売り出し価格の10万3000円を上回った。上場初日の終値も11万7000円で、投資家の関心の高さをうかがわせた。
(藤原秀行)