※本記事は「月刊ロジスティクス・ビジネス」2019年12月号掲載のPR記事を再掲載したものです。
倉庫のマッチング精度を大幅改善
「9営業日で900坪提供」実現
営業倉庫利用で人手不足補う
──soucoのマッチングサービスを利用した経緯を教えてください。
OOCLロジスティクス(ジャパン)・樫山峰久 取締役日本統括COO(最高執行責任者)「今年9月に長くお付き合いいただいている家具小売業のお客さまから、10月の消費税率引き上げ前の駆け込み需要に備え、店舗へ商品を供給するための保管スペース約900坪を2週間以内に北関東エリアで至急確保したいとのお話をいただきました。soucoさんにご相談したところ、9営業日で最適な倉庫の利用開始までこぎ着けました。当社の担当者から報告を聞いた時はその早さにとても驚きました」
souco・中原久根人 代表取締役「短いリードタイムでご利用いただけるのが当社のサービスの特徴の一つですので、お役に立てて非常に嬉しく思います」
──今回のように比較的小規模な保管スペース確保の要望は他の顧客からも寄せられていますか。
OOCL・樫山「ニーズはとても大きいですが、小規模スペースを提供できる倉庫自体なかなか見つかりませんし、あったとしても老朽化してスペックがお客さまのご要望にそぐわないなど、マッチングが非常に難しい。それだけに、賃料や仕様条件の問題を迅速にクリアしたsoucoさんのサービスは需要が相当見込まれると実感しました」
souco・中原代表取締役(左)とOOCLロジスティクス(ジャパン)・樫山取締役日本統括COO※クリックで拡大
──圧倒的な早さの理由は?
souco・中原「当社が扱う倉庫スペースは2種類あります。1つは賃貸物流施設を区画単位で借りていただくケースで、契約期間は短くできる半面、お客さまが庫内スタッフや機材を手配する必要があります。もう1つは営業倉庫です。既に稼働しているので庫内スタッフや機材の手配は不要です。両方のケースで登録倉庫数を増やしていくことが、素早いマッチングと、素早い利用開始を実現するための基礎になっています」
「人手不足が深刻化する中、営業倉庫のスペースをご紹介できるのは大きな強みだと自負しています。今回の案件も大手物流企業がお持ちの営業倉庫だったからこそ短期間でご納得いただけた面もあるのではないでしょうか」
OOCL・樫山「当社も庫内で継続的に働ける方を見つけるのがなかなか大変です。そこから考えれば、おっしゃる通り、ものすごいスピード感に加え、労働力やマテハン機器を手配する必要のない営業倉庫を紹介いただけたのが非常に重要だったと思います」
──今後マッチングサービスに何を望みますか。
OOCL・樫山「今でも十分早いですが、マッチングの時間を1~2日まで短くできれば非常に画期的なソリューションになるでしょう。さらに踏み込むなら、利用が日単位から時間単位へ進化する可能性もあります。当社にも運送事業者の方から荷さばき用スペースを時間単位で借りたいといった声が寄せられていますし、需要は大きいと思います。ぜひ倉庫をシェアする汎用的なプラットフォームを形成し、物流業界を変革してほしい。期待しています」
souco・中原「従来以上にお客さまがご希望のエリアでスピーディーに倉庫スペースを押さえられるよう、2021年6月までに登録事業所数3千件を達成するのが目標です。時間貸しのほかにも画期的な使い方をお考えのユーザーが増えてきそうですね」
地方港の近くにスペース希望
──マッチングサービスは今年6月、貸す側と借りる側の双方が倉庫スペースの条件をより細かく登録できるようにしたほか、ユーザーの問い合わせにチャットシステムでリアルタイム対応するなど大幅に刷新されました。使い勝手はいかがでしたか。
OOCLロジスティクス(ジャパン)・渡辺信彦 営業部本部長「とても良かったですね。最初の利用登録は簡単で入力画面は非常に分かりやすく、お客さまがご要望される作業要件を大枠で把握できればすぐに倉庫を探せました。先に倉庫を押さえられたのでドレージ確保などの準備も迅速に行えました。おかげさまで当社もお客さまに大変ご評価いただきました」
「お客さまや倉庫事業者と連絡を取る際、メールはccを使えば一度で済みますが、チャットシステムは相手ごとに対応する必要があります。外回りが多いわれわれとしてはメールのように頂戴したメッセージをそのまま他の方へ転送できるようになれば、さらに利用しやすくなると感じています」
OOCLロジスティクス(ジャパン)・徐蔚 営業部マネジャー「システムは非常にシンプルで使いやすかったですね。ただ、チャットは外出先で送られてきた添付ファイルが開けないといった課題もあります。メールと同じような仕様にしていただければ助かります」
souco・松本雅広 コンサルティングセールス部長「チャットは複数の案件を同時並行で個々に管理できるのが利点ですが、パソコンでの利用が前提となっています。外出先からスマートフォンでメッセージと添付ファイルを確認し、入出庫指示などしていただけるよう、今回頂いた感想は速やかに開発にフィードバックしていきます」
(左から)OOCLロジスティクス(ジャパン)営業部の徐マネジャーと渡辺本部長、soucoの松本コンサルティングセールス部長※クリックで拡大
──今後は何を求めますか。
OOCL・渡辺「今東京港が非常に混雑している一方、地方港は利用を呼び掛けています。地方港の近くに倉庫を確保できるようになれば、当社としてもお客さまに東京港以外の港湾を使い物流を効率化する有効なソリューションをご提案できます」
OOCL・徐「来年の東京五輪を控え、貨物がどんどん入ってくると東京港がさらに混み合うのが確実です。そうなれば商品が欠品しかねないので数百坪規模の倉庫スペースを一時保管用に押さえる動きが出てくると思います。そうしたお客さまに倉庫をご提案できればお客さまと当社のそれぞれが新たなビジネスにつながりますし、倉庫事業者の方にとってもプラスです。東京港の混雑緩和にもなりますから、まさにWin-Winの関係が構築できそうです」
souco・松本「物流効率化の観点からすれば、茨城の大洗や日立、鹿島、静岡の袋井や浜松のような、ある程度大きな港に近い都市で倉庫を確保したい。北陸や京都も有力です。地方港を具体的にどう活用するかの部分をわれわれがご提案すれば地域経済活性化にも貢献できます。地方イベントなどの場を通じてより多くの方々に当社サービスのメリットをご理解いただけるよう、これからも積極的に情報を発信したいですね」
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