【新型ウイルス】北王流通、コロナ感染拡大下で新卒社員の育成強化

【新型ウイルス】北王流通、コロナ感染拡大下で新卒社員の育成強化

複数拠点に分散し1カ所4人以下で研修実施、安全な職場環境実現をカリキュラムに取り入れ

低温物流などを展開している北王流通(東京)は4月20日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、新卒新入社員の育成に関し、新たに安全な職場環境の実現を教育カリキュラムに取り入れたと発表した。

新入社員研修を通常の1カ所に集合して行う形式から複数の拠点に分散して実施する形式に変更。1拠点当たり参加する新卒新入社員を4人以下に抑え、距離を空けるなどして“3密”の発生回避に努めた。

講師はテレビ会議システムで登場し、遠隔で新入社員教育を行った。さらに、新卒新入社員の中から「5S係」を選び、建物内の喚起や消毒など、新型コロナウイルス感染を防ぎ安全な職場環境を実現するための方策を教育カリキュラムに採用した。

同社の教育担当者は「現在、当社の主なお客さまは飲食店の皆さまなので、その多くが営業を自粛されているこの時期に、物量が減っている中で育成時間を増やすことで会社としても成長できると感じ、教育実施を決断した」と解説。

人事室本部長は「今回のコロナの影響は売り上げなどへの打撃はもちろん大きいが、採用活動や教育に力を入れることは、物流業界の課題である人手不足を改善できるチャンスという意味で追い風にも変えられる。在宅勤務やテレビ会議システムを活用した研修など、普段手を回しきれなかった点を強化し、今後に備えていくことは会社として必要だと感じている」と強調している。


拠点での研修の様子(北王流通提供)

(藤原秀行)

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