効率化を積極支援、顧客の相互紹介など想定
住友商事と同社傘下で物流事業子会社の住商グローバル・ロジスティクス(SGL)は10月22日、中小EC事業者らの物流業務を包括的に支援するオープンロジとEC・通販の物流分野に関して業務提携したと発表した。併せて、住商がオープンロジの第三者割当増資を引き受けた。具体的な出資額は開示していない。
住友商事は「SOSiLA(ソシラ)」ブランドの消費地近接型物流施設を開発しており、SGLは大規模EC事業者の物流業務を受託、入出荷や配送に加えて梱包などの付加価値サービスを提供している。オープンロジが持つ全国40以上の提携物流会社などのネットワークと連携し、成長が続くECの事業者の物流業務効率化を積極的にサポートしていきたい考え。
住商がオープンロジの顧客に物流施設の保管スペースを紹介したり、SGLとオープンロジで相互に顧客の荷主企業を紹介し合ったり、オープンロジが提携している倉庫事業者に物流業務効率化のノウハウを提供したりすることを想定している。
(藤原秀行)