SGHD、21年3月期の連結営業益1000億円・純利益705億円に上方修正

SGHD、21年3月期の連結営業益1000億円・純利益705億円に上方修正

コロナ下のEC利用伸び宅配好調、企業向けも既存顧客の物量回復

SGホールディングス(HD)は1月29日、2021年3月期の連結業績予想を上方修正した。

営業利益(売上高に相当)は昨年10月に開示した従来数値の1兆2480億円から1兆2700億円、営業利益は970億円から1000億円、経常利益は980億円から1010億円、純利益は675億円から705億円にそれぞれ引き上げた。営業、経常利益が1000億円の大台に乗るのは初めてとみられる。

新型コロナウイルスの感染拡大でeコマース利用が伸長し、宅配便の取り扱いが好調なほか、企業向け物流も既存顧客の物量が回復していることなどが収益を押し上げた。コンテナ需給が逼迫する中、コンテナスペースを確保できたこともプラスに働いた。

宅配便の取り扱い個数は13・72億個から13・94億個に上方修正した。

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事