スズケンが業界初、埼玉・草加で製造業務受託・メーカー物流エリア併設の複合型物流センター開設へ

スズケンが業界初、埼玉・草加で製造業務受託・メーカー物流エリア併設の複合型物流センター開設へ

プロロジス開発の施設に入居、24年3月稼働開始予定

スズケンは4月19日、埼玉県草加市で、最先端のロボット技術を駆使した自動化・省人化を実現する卸物流拠点に製造業務受託・メーカー物流エリアを併設した、業界初の複合型物流センター「首都圏物流センター」を開設すると発表した。

プロロジスが開発している地上4階建ての物流施設「プロロジスパーク草加」の2~3階部分(延べ床面積6万7033平方メートル)に入居、3万7000品目を保管可能とする。物流施設の竣工は今年4月下旬、稼働時期は24年3月をそれぞれ予定。設備投資は約200億円を計画している。

首都圏物流センターの特長

(1)卸物流拠点に製造業務受託※1・メーカー物流エリアを併設した、業界初となる複合型物流センターを構築
 ①製造からメーカー物流・卸物流までのサプライチェーンを集約し、製品移動を最少化することで、厳格な温度管理、効率化、さらには最適なエリアの在庫コントロールを実現
 ②製造業務および物流業務がワンストップで受託可能となり、スペシャリティ医薬品等の日本市場への新規参入を目指す医薬品メーカーの製品上市を支援
※1 首都圏物流センター内に武州製薬株式会社の製造業務受託エリアを設置

(2)最先端ロボット技術により、自動化・省人化および環境変化に対応した卸物流を実現
 ①自動化・省人化により、物流精度向上と効率性を両立
 ②非接触による納品や検品業務の省略化などコロナ禍における新たなニーズや環境変化に対応した、より高品質かつ効率的な流通が可能

(3)スズケングループの物流拠点との連携により、首都圏における効率的な物流とBCP対応を実現
 ①スズケングループが有する12の物流拠点が連携することにより、輸配送の共同化をはじめ、メーカー在庫
と卸在庫を連動させた流通在庫の最適化、業務における生産性向上が可能

 ②首都圏物流センターを中心とした首都圏BCPネットワークの構築により、有事の際も医薬品流通を途絶えさせない体制を実現
 ③建物には免震構造を採用し、連続72時間稼働可能な自家発電装置を配備。有事の際には災害拠点病院への商品供給に対応できる保管・配送スペースを確保

首都圏物流センターの概要

名称 首都圏物流センター
所在地 埼玉県草加市柿木町字宝1352番2プロロジスパーク草加内
敷地面積 68,631.00平方メートル(20,760.88坪)
延べ床面積 151,643.60平方メートル(45,872.18坪)※2
構造・規模 地上4階、免震・耐火構造
保管可能品目 37,000品目

※2 首都圏物流センターは、建物内の2、3階部分に位置し、延床面積は67,033.98平方メートル


プロロジスパーク草加外観(プレスリリースより引用)

設備投資金額
総額約200億円(概算)

今後の予定
竣工時期:2022年4月下旬(予定)
稼働時期:2024年3月(予定)

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