車載用半導体の安定的調達へ経産省と自動車メーカーなどの作業部会が初会合

車載用半導体の安定的調達へ経産省と自動車メーカーなどの作業部会が初会合

具体策協議、世界的な不足に対応

経済産業省は5月25日、世界的な半導体の供給不足を踏まえ、車載用半導体を安定的に調達するための方策を自動車業界と話し合う「車載用半導体サプライチェーン検討WG(作業部会)」を立ち上げ、同日に初会合を開いたと発表した。

作業部会は既に設置している「新型コロナウイルス対策検討自動車協議会」の下部組織と位置付け、経産省の製造産業、商務情報政策の両局幹部と主要自動車メーカーの購買・調達担当幹部らが参加。短期的な課題と中長期的な課題に分けて、それぞれ具体策を協議する。

初会合では、短期的な課題として、自動車メーカーからの生産計画提示方法や製造工程変更の手続きの改善などを例示。中長期的な課題としては、半導体メーカーとの関係強化、種類別の半導体需給の見通しの確認などを確認した。

(藤原秀行)

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