商船三井、数理最適化技術による配船計画支援システムの運用を開始

商船三井、数理最適化技術による配船計画支援システムの運用を開始

数百万通りから最適解導き、効率的な稼働図る

商船三井とグループ会社の商船三井システムズは5月27日、AIの基盤技術の1つの数理最適化技術を用いた自動車運搬船の最適な配船計画支援システムの運用を開始したと発表した。

同社は自動車船オペレーターとして世界最大規模の約100隻を運航している。世界各地の自動車の生産拠点と消費地を結ぶ海上輸送ルートは多様なため、輸送需要に応えるには船隊の全船を効率的に稼働させることが必要不可欠だ。

そのため、1船ごとに数カ月先まで輸送ルートのシミュレーションを行い、理論的には全船で数百万通りにも上る組み合わせの中から船隊全体としての最適解を導き出す必要がある。

今回、大阪大の梅谷俊治教授の協力の下、数理最適化技術を用いて膨大な組み合わせの中から最適な配船計画を短時間で導き出すアルゴリズムを開発、システムの運用を開始した。

数理最適化技術は意思決定・問題解決のための1つの手段で、与えられた制約条件の下で目的関数を最小(もしくは最大)にする解を求める。資産運用、配送計画、電力運用、スケジューリングなど幅広い分野で活用されている。

システム導入で迅速な意思決定が可能となり、輸送需要の変化にも機動的に対応することができる。また、船隊全体の輸送効率の向上は、輸送単位量当たりの燃料の節減につながり環境負荷低減への貢献も期待でる。


(画像はプレスリリースより引用)

(ロジビズ・オンライン編集部)

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