コロナ禍で急拡大が一段落、落ち込み目立つ
日本郵便が6月29日公表した5月の郵便物・荷物の引受物数によると、荷物のうち宅配の「ゆうパック」は前年同月比17・1%減の8007万5000個だった。前年の実績を割り込んだのは2カ月連続。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「巣ごもり需要」が盛り上がった影響で利用が急速に伸びた反動が出ている。
ゆうパックの中でも特に小型荷物に特化した「ゆうパケット」は26・7%減の3638万個と5カ月続いてマイナス。EC利用増加による取扱数の急拡大傾向が一段落し、落ち込みが目立っている。
郵便物はトータルで5・5%減の13億6342万6000個だった。
(藤原秀行)