物流業界の課題解決へ高度人材育成支援
日本GLP傘下のモノフルは6月30日、東京大の先端科学技術研究センターに設置されている「先端物流科学寄付研究部門」への支援を通じ、同研究部門が目指している物流業界が抱える課題解決に向け、科学で物流の未来を創造できる高度物流人材の育成をバックアップしていくと発表した。
モノフルは2019年4月、物流施設や工場などにおけるトラックの長時間待機問題を解消するトラック受付/予約サービス「トラック簿」の提供を開始。その後も求貨求車システム「配車プラス」、倉庫スタッフ求人と勤怠マネージメントのデジタルシステム「適材ナビ」といった物流SaaS製品の開発、オープンな業務提携、スタートアップ企業への投資を通じて人手不足など物流業界の課題解決に取り組んでいる。
東京大先端科学技術研究センターの先端物流科学寄付研究部門は、同センターの西成活裕教授のリーダーシップによりヤマトホールディングス、SBSホールディングス、鈴与、日本政策投資銀行からの寄付によって設置された部門。物流業界の窮状打開のため、各社が企業の壁を越えて東京大に寄付研究部門を設置することで、物流やサプライチェーンの最適化研究をサポートするとともに、従来と異なる科学的視点でビッグデータやAI、IoT、ブロックチェーンなどの新技術を活用し、高度物流人材の育成を目指す。
左から東京大・井村特任教授、西成教授、モノフル・藤岡社長
(ロジビズ・オンライン編集部)