採算悪化受け
日本郵便は11月16日、特定地域の全戸に郵便物を届ける「配達地域指定郵便物」と、同一の郵便配達区域内で大量に郵便物を差し出す「郵便区内特別郵便物」の料金を2022年4月1日から引き上げると発表した。
開始から30年以上が経ったが、いずれのサービスも利用が伸びず採算が悪化しているため、値上げに踏み切る。
配達地域指定郵便物は定形、定形外ともに25グラムまでは従来の29円を57円に、50グラムまでは42円を67円に、100グラムまでは56円を81円にそれぞれ改定する。
郵便区内特別郵便物は定形の「特別料金(3)」が25グラムまでを57円から62円、50グラムまでを63円から68円に引き上げる。「特別料金(4)」も定形、定形外の両方で同程度値上げする。特別料金の(1)と(2)は据え置く。併せて、差出条件を一部変更する。
(藤原秀行)