川崎汽船、タイ・バンコク近郊に倉庫2棟を新設

川崎汽船、タイ・バンコク近郊に倉庫2棟を新設

物流需要の拡大とニーズ多様化に対応

川崎汽船は11月17日、タイのグループ会社「BANGKOK COLD STORAGE SERVICE」(BCS)と「K LINE CONTAINER SERVICE(THAILAND)」(KCST)が、バンコク近郊のバンナー地区に倉庫2棟を新設すると発表した。

これまでBCSはテパラック地区、バンナー地区で2棟の冷凍・冷蔵倉庫、KCSTはバンナー地区、アマタシティーチョンブリ地区、バンプラ地区で10棟の一般ドライ倉庫をそれぞれ運営してきた。拡大を続けるタイの物流需要と多様化するニーズを受け、新倉庫の建設を決定した。

スワナブーム国際空港やタイの主要港・レムチャバン港といった物流拠点、バンコク市街地に近い新倉庫の立地条件を最大限に生かし、大都市のバンコクエリアにおける保管・運送のロジスティクス基地としての機能強化を図る。

※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)

BCS 冷凍・冷蔵倉庫
名称 :BANGKOK COLD STORAGE SERVICE LTD.(BCS)
所在地 :192 193 Moo 9, Bangna-Trad Km.19 Road, T.Bangchalong,A.Bangplee, Samutprakarn 10540
サービス開始時期 :2023年5月
主要事業内容 :冷凍・冷蔵貨物保管、食品加工、流通加工、梱包等
設備詳細 :

床面積(m2) 貨物保管能力(Ton)
冷凍保管庫(-25℃) 2,080 4,800
冷蔵保管庫(0~15℃) 1,400 1,600
定温保管庫(+25℃) 1,680 2,150
荷捌き場 2,080 0
合計 7,240 8,550

世界屈指の省エネルギー型冷凍・冷蔵倉庫を目指し、運転電力量の最小化に加えて、ソーラー発電により必要電力量の50%を補完。また、食品・医薬品保管のスタンダードである
HACCP, GMP・GDPに適合した倉庫とする予定。

KCST 一般ドライ倉庫
名称 :K LINE CONTAINER SERVICE(THAILAND) LTD. (KCST)
所在地 :192 193 Moo 9, Bangna-Trad Km.19 Road, T. Bangchalong,
A.Bangplee, Samutprakarn 10540
サービス開始時期 :2022年12月
主要事業内容 :一般貨物保管、流通加工、梱包等

総床面積(m2) ドックレベラー
12,000 6基装備

eコマース商品対応型を目指し、高層ラックを設置し収納箇所を増やすことで、少量多品種保管が可能な倉庫となる。また、全天候型の貨物搬出入口を完備している。

(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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