24年5月稼働開始予定、自動化進め最大2.5万品目を保管可能に
アルフレッサホールディングス(HD)は2月16日、傘下のアルフレッサが茨城県つくば市で新たな物流拠点「つくば物流センター」を建設すると発表した。
関東エリアで医薬品物流の高度化・効率化を図るのが狙い。茨城県、栃木県、千葉県全域に加え、埼玉県、東京都の一部をカバーする。
3階建てで延べ床面積は4万6921平方メートルを計画しており、最大2万5000品目を保管できるようにする。アルフレッサグループで最大規模の拠点になる見通し。設備投資は総額で246億円を見込む。2024年5月に稼働を開始する予定。
免震構造を採用し、72時間稼働する大型非常用電源を設置。災害時でも持続可能なセンターを構築する。厳格な温度管理などが求められる GDP ガイドラインに準拠した管理体制も実現する。
対面検品を不要とした「パッケージ納品」 による医薬品配送や、再生医療等製品庫設置による再生医療等製品の流通への対応、特殊管理品の流通管理プラットフォーム「NOVUMN」の対応力増強も進める。
デパレタイズロボットやクロスベルトソーターなどの最新設備を導入し、高い作業の生産性と出荷精度を追求する。
新拠点の完成イメージ(アルフレッサHDプレスリリースより引用)
施設の概要
名称 つくば物流センター
所在地 茨城県つくば市上横場2143
敷地面積 45,171㎡ (13,664坪)
建築面積 18,640㎡ (5,639坪)
延べ床面積 46,921㎡ (14,194坪)
構造 鉄骨造3階建
保管品目 最大25,000品目
設備投資額 総額246億円(土地、建物、設備、備品等)
(藤原秀行)