サカタウエアハウス、群馬・板倉町の産業団地に新倉庫開設へ

サカタウエアハウス、群馬・板倉町の産業団地に新倉庫開設へ

1.66万㎡で別棟は危険物保管も可能、23年2月稼働開始予定

倉庫運営や3PLサービスなどを手掛けるサカタウエアハウス(大阪市)は3月1日、群馬県が造成分譲した「板倉ニュータウン産業用地」(同県板倉町)内に、関東営業所・館林インター倉庫を建設すると発表した。

倉庫棟は地上4階建てで1万6600平方メートル、危険物倉庫棟は平屋建てで380平方メートル。2023年1月31日の竣工、同2月1日の稼働開始を予定している。

東北自動車道の館林ICから約7キロメートル。東京から約70キロメートル、車と電車のいずれも約1時間の立地で、労働力確保の面でも強みを持つ。東日本や西日本の幅広いエリアをカバーできると見込む。・

24年4月に同社が創業110周年を迎える記念事業の一環として新築。化粧品や医薬品・医療機器、電子部品、産業機器などを取り扱う高品質の倉庫や3PL、フルフィルメントの各サービスを提供する。

倉庫棟内には空調を完備した流通加工場と定温庫を設置。化粧品・医薬品などの薬機法上の製造業務にも対応する構想。プラットホームにはドックレベラー2基を設置し、海上コンテナによる輸出入貨物を受け入れられるようにする。近隣の栃木県にある佐野インランドポートとの連携も可能。

同倉庫を主たる実施場所と設定している「営業倉庫の新設によるサードパーティ・ロジスティクスサービスの推進事業」は群馬県から地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律(地域未来投資促進法)に基づく「地域経済牽引事業計画」の承認を受けている。

全棟LED照明や建物エネルギー集中管理システムなども導入し、環境負荷軽減を図る。太陽光発電システムの導入も計画している。


竣工イメージ(サカタウエアハウス提供)

■施設概要
施設名: サカタウエアハウス株式会社 関東営業所・館林インター倉庫
建設地: 群馬県邑楽郡板倉町泉野三丁目6293番地35 〒374-0113
建設工事:地鎮2022年1月14日、竣工(功)2023年1月31日(予定)
稼働開始日:2023年2月1日(予定)
規模・構造:
・倉庫棟    鉄骨造・4階建て16,600㎡
・危険品倉庫棟 鉄骨造・平屋建て380㎡
・事務所棟   鉄骨造・4階建て607㎡
敷地面積:13,585㎡
建築延べ床面積:17,587㎡
主な用途:普通倉庫業を営む倉庫(一類倉庫および危険品倉庫)
主要設備:自動仕分け搬送装置、流通加工場・定温庫(いずれも空調完備)、危険品倉庫、全棟LED照明、機械警備/監視モニター、ドックレベラー他

(藤原秀行)

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