25カ月連続プラス
ヤマト運輸が3月4日公表した2月の小口貨物取扱実績によると、宅急便全体で前年同月比7.5%増の1億6490万4518個となった。2020年2月以来、25カ月連続で前年同月実績を上回った。
このうち、住戸のポストに入る小型の「ネコポス」は14.2%増の3078万1026個。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うEC利用の普及で、15年の取り扱い開始以降、順調に成長している。
伸び率自体は4カ月続けて50%台を超えた昨年9月以降、やや鈍化しているが、2桁の成長がおおむね継続しており、需要は堅調なようだ。
宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計は6.1%増の1億3412万3492個で、全体の数量と同じく25カ月続けて前年水準を超えた。
一方、企業がメーンのクロネコDM便は1.9%減の6497万3098冊と、さえない動きが続いている。
(藤原秀行)