キヤノンITSと関通が資本・業務提携

キヤノンITSと関通が資本・業務提携

独自開発WMSと基幹業務ソリューションで協業加速

キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)と関通は4月14日、資本・業務提携すると発表した。

関通が4月21日を払い込み期日として、発行済みの同社株式の1.22%相当分を1億575万円でキヤノンITSへ譲渡する。

キヤノンITSはIT領域のソリューション強化を目指している。一方、関通は自社で独自開発したクラウド型WMS(倉庫管理システム)「クラウドトーマス」の提供などに注力している。

キヤノンITSは2021年4月にクラウドトーマスの販売代理店契約を締結するなど、以前から協力関係にある。提携でパートナーシップを強化し、より大規模な物流業務に対応した「クラウドトーマスPro」の製品強化などの協業を加速させる。

併せて、キヤノンITSの基幹業務トータルソリューション 「AvantStage」と関通のWMSを連携させ、従来の需要予測、生産管理などの領域から倉庫管理の領域まで包括したソリューションを提供できるようにする計画。物流診断サービスの提供や関通のショールームを活用したプロモーション活動でもタッグを組む。

(藤原秀行)

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