ブルーイノベーション、「空飛ぶクルマ」用離発着場の早期実用化へ英Urban Air Portと業務提携

ブルーイノベーション、「空飛ぶクルマ」用離発着場の早期実用化へ英Urban Air Portと業務提携

日本国内の実証実験などで協力

ブルーイノベーションは6月1日、英国のスタートアップ Urban Air Port(アーバンエアポート、UAP)と、垂直離発着が可能で長い滑走路が不要な「空飛ぶクルマ」の離発着場「バーティポート」の早期実用化に向け、ポートの共同開発と日本国内の実証実験を進めることで合意したと発表した。4月27日付で覚書を締結した。



UAPの空飛ぶクルマ向けバーティポート(左)と、 ブルーイノベーションのポート情報管理システム(VIS)画面(右)

UAPは世界でも稀有な空飛ぶクルマ向けバーティポートメーカーとして、世界中の空飛ぶクルマやドローンのメーカーを牽引。既に、米国やEU(欧州連合)、アジア太平洋地域の主要な地域65カ所に独自開発の空飛ぶクルマ向けバーティポートを設置する計画を進めており、4月25日に英コベントリーで最初のバーティポート「Air One」を設置し、実証実験を開始した。

提携を通じ、空飛ぶクルマの普及をにらんでブルーイノベーションのポート情報管理システム「VIS」とUAPのバーティポートを連結させ、複数のドローンなどを安全に運行管理できるシステム「BEPポート」のラインナップを強化、日本国内での実証実験を通して早期実用化を図るとともに、グローバル展開を視野に入れた事業化検討を進める。


BEPポートのポート情報管理システム(VIS)管理画面


(いずれもブルーイノベーション提供)

(藤原秀行)

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