ニチレイ、持続可能な航空燃料SAFの商用化と普及・拡大目指す有志団体に加盟

ニチレイ、持続可能な航空燃料SAFの商用化と普及・拡大目指す有志団体に加盟

廃食用油を提供、脱炭素化への貢献図る

ニチレイは9月9日、国産の持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel、SAF)の商用化と普及・拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」に加盟したと発表した。

SAFはバイオマスや廃食油、排ガスなどの原料の生産・収集から、製造、燃焼までのライフサイクルでCO2排出量を従来燃料より大幅に削減し、既存のインフラをそのまま活用できるのが特徴。

同団体は国産SAFに直接関与する企業(ACTメンバー)と、国産SAFサプライチェーン構築に必要となる企業(SKYメンバー)で構成。ニチレイはこのうち、SKYメンバーとして参加する。

同社は長期経営目標「2030年の姿」の実現に向けた5つの重要事項(マテリアリティ)のうち「持続可能な食の調達と循環型社会の実現」・「気候変動への取り組み」を推進するため、食品工場から出た廃食用油の提供を通じ、航空分野での脱炭素化と循環型社会の実現に貢献することを目指す。

(藤原秀行)

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