日本GLPが千葉市で2.4万㎡の物流施設開発へ、澁澤倉庫が1棟借り確定

日本GLPが千葉市で2.4万㎡の物流施設開発へ、澁澤倉庫が1棟借り確定

24年2月竣工予定、飲料物流に特化

日本GLPは10月31日、千葉市で延床面積約2万4000㎡の先進的物流施設「GLP千葉北」を開発すると発表した。

澁澤倉庫が専用施設として1棟全体を利用することが確定している。2023年2月に着工、24年2月の竣工を予定している。


「GLP千葉北」完成イメージ

新施設が立地する千葉北エリアは、物流拠点が集積する湾岸エリアへの交通アクセスの良さと関東全域への配送の交通利便性の高さを兼ね備えた物流拠点として今後も発展が見込まれている。

澁澤倉庫は飲料物流の拠点として運営する計画。既存の施設と連携し、首都圏東部エリアの飲料物流のネットワーク強化に「GLP 千葉北」を活用する予定。同施設は市街化調整区域での建設を可能にする「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律(物流総合効率化法)」の認定を受け、実際の運用を優先した車両動線を採用している。

国道16号線まで約100m、千葉北ICまで約1kmと至近に立地。宮野木JCTを活用し、京葉道路から東京外環自動車道、千葉東金道路から圏央道など各自動車道へのアクセスが容易で交通利便性が高く、都心や湾岸エリアだけではなく関東全域への物流拠点として優れた立地とみている。

飲料に特化した物流施設としてのオペレーションの効率性を向上させる、低床バース、フォークリフト作業に最適な柱スパンを採用。2パレットの積載に対応した垂直搬送機も導入する。

各フロアに最適な床荷重やシャッターの高さを設定するほか、2階の一部に無人搬送フォークリフトの運用が可能な仕様を採用。保管効率を向上させるため3階の一部はマジックラックの設置も可能にする。

環境への配慮として、自家消費型の太陽光発電設備を設置することを検討している。


新施設の立地(いずれもプレスリリースより引用)

■施設概要
施設名:「GLP 千葉北」
所在地:千葉県千葉市花見川区三角町762
敷地面積:約14,000㎡
延床面積:約24,000㎡
構造:地上3階建て、鉄骨造
着工:2023年2月(予定)
竣工:2024年2月(予定)
認証取得:CASBEE認証(予定)、ZEB認証(予定)

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事