日本GLP、千葉・八千代であらた専用の物流施設竣工

日本GLP、千葉・八千代であらた専用の物流施設竣工

4.9万㎡、市内4棟目

日本GLPは11月7日、千葉県八千代市で延床面積が4万9317㎡の新たな物流施設「GLP 八千代Ⅳ」が竣工したと発表した。同社としては八千代市で4棟目の案件。日用品卸大手のあらたが1棟借りし、2023年初頭の稼働開始を予定している。


「GLP 八千代Ⅳ」外観

敷地内には、あらたが入居、稼働させている既存物件が存在している。日本GLPが同敷地内で既存物件を残して開発を進めることで、あらたの事業を寸断せずオペレーションを継続できるよう後押しした。既存物件で働く従業員の通勤場所が変わらないよう配慮もした。

新施設は東関東自動車道の千葉北ICから約9.4km、花輪ICから約10.7km。 東葉高速鉄道の八千代中央駅から約1.2km。国道16号線内の工業団地内に立地し、千葉県を中心としたエリア配送に加えて広域配送拠点としても機能すると見込む。あらたは関東エリアの物流事業を担う拠点として活用する方針。

倉庫内保管エリアはブレース(筋交い)のない構造で、全面的な自動マテハン設備の設置に対応。最新技術を用いた高度な物流オペレーションを実現するため、あらかじめ自動倉庫向けエリアを設定している。エントランスの階段には健康を意識したサインを表示する予定で、働く人の健康促進をサポートする施設設計を採用する。

自家消費型の太陽光発電設備を設置し、入居企業の脱炭素化をサポートする計画。

【施設内観】

1階エントランス


1階エントランス階段


2階でブレースのない構造の倉庫内保管エリア


2階の庫内自動倉庫向けエリア(いずれもプレスリリースより引用)

■施設概要
施 設 名:「GLP 八千代Ⅳ」
所 在 地:千葉県八千代市大和田新田
敷 地 面 積:21,997 ㎡
延 床 面 積:49,317 ㎡
構 造:地上 4 階建、耐震 S 造
着 工:2021 年 8 月
竣 工:2022 年 10 月末
認 証 取 得:CASBEE B+(新築)認証(予定)

(藤原秀行)

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