7000坪、24年6月稼働開始予定
東京ロジファクトリーは2月1日、東京建物が埼玉県川越市で2024年5月の竣工を目指して開発中の物流施設「T-LOGI鶴ヶ島」を1棟借りすると発表した。
24年6月に「鶴ヶ島第2物流センター」として稼働を開始する予定。
同センターは川越市、鶴ヶ島市、坂戸市の3市にまたがる富士見工業団地に位置し、圏央道は坂戸ICから4.2km、圏央鶴ヶ島ICから5.3kmに位置。関越自動車道も鶴ヶ島ICから4.4km、国道407号から2.1kmと幹線道路へのアクセスの良さに強みを持つ。
東京建物と東京ロジファクトリーは更地の状態から建設プロジェクトチームを設置。営業可能な顧客層を想定し、将来にわたる自動搬送機のレイアウト、倉庫内作業員動線を分析し、倉庫内スパンの柱間を設定した。近隣の従業員を確保するため、トラックヤードと駐車場台数の規模の設計に比重を置いている。
バースはブレース（筋交い）を設置しない構造を採用し、荷卸ろし作業時間の低減を図る。地上4階建て延床面積は約7000坪。倉庫上層階には空調設備を取り入れ、28℃以下の物品保管を可能にする。停電時に備えた24時間非常用電源も設置する計画。
東京ロジファクトリーは東京・神奈川・埼玉の16号、圏央道のエリアに集中して拠点を構えるドミナント戦略を展開し、倉庫・人材・車両をエリア内で効率良く運用して顧客の物量波動に対応する点をアピールポイントに据えている。
鶴ヶ島第2物流センター近隣には既に鶴ヶ島物流センター、川越第2物流センターなどの営業倉庫が半径2.0㎞内に存在しており、グループの輸送会社、東京ユニオン物流の川越営業所とも連携が期待できるという。
新センターが入る物流施設の完成イメージ（東京ロジファクトリー提供）
鶴ヶ島第2物流センター概要
東京ロジファクトリー㈱ 鶴ヶ島第2物流センター
住所：埼玉県川越市竹野14-1
用途地域：工業専用地域
敷地面積：10,492.26㎡（3,173.90坪）
延床面積：23,632.41㎡（7,148.80坪）
階 層：4階建
開設時期：2024年6月1日（予定）
（藤原秀行）
