管理システムの遠隔操作機能活用、効率的な運用実現
ZMPは3月24日、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」を、カリツーが西尾東物流センター(愛知県西尾市)に導入したと発表した。
同センターでは片道70mに及ぶ垂直搬送機から仕分け場までのパレット搬送をCarriRoが代替。フォークリフト作業者2人分の省人化を実現した。
導入に際し、ZMPのロボット管理システム「ROBO-HI(ロボハイ)」の遠隔操作機能を活用し、作業者がフォークリフトを降りることなくCarriRoへの走行指示を行っており、ロボット運用の効率化を果たしている。
フォークリフトで載せたパレットをCarriRoで搬送
カリツーはCarriRoの採用理由について、パレット搬送に特化した形状で重量物搬送が可能と説明。600kgのパレットを載せることができる専用台車に加え、その場での旋回など、非常に小回りの利く動作が可能であり、現場の要望とマッチしたという。
また、ランドマークをポイントとなる場所へ貼るだけで簡単にルート設定ができる点も評価した。カリツーは「単に横搬送だけにとどまらず、垂直搬送機などの外部機器とCarriRoの連携も視野に入れながら、さらなる自動化の検討を進めていく」とコメントしたいるという。
(藤原秀行)※いずれもZMP提供