商品供給能力向上と東日本への配送リードタイム短縮図る
楽天グループは4月20日、日本郵便との合弁会社JP楽天ロジスティクスが、楽天が運営する日用品の直販サービス「楽天24」の物流センターとして、東京都八王子市で「Rakuten Fulfillment Center Tama」（楽天フルフィルメントセンター多摩）を開設したと発表した。
今年6月に完成した野村不動産の物流施設「Landport（ランドポート）多摩」の全フロアを賃借している。
JP楽天ロジはこれまで神奈川県相模原市と兵庫県川西市に構えている専用の物流センターを中心に、「楽天24」で取り扱う商品の一括管理や、受注後に複数の商品を同梱して配送する仕組みを構築。低コストでスピーディーな配送サービスを提供する体制を整えてきた。
「楽天24」の流通が伸長し、既存の物流センターが稼働率を上げたため、関東地方の中心拠点として新たに大型で自動化した物流センターを開設し、「楽天24」の商品供給能力向上と東日本エリアへの配送リードタイムの短縮を図る。
新センターはこれまで培ってきた庫内オペレーションのノウハウを生かし、倉庫運営を一段と効率化して配送サービスの品質を高めていきたい考え。
JP楽天ロジは2021年7月に楽天の物流事業を承継し、「楽天西友ネットスーパー」向けを除いた物流センターの管理・運営を引き継いでいる。
新施設概要
（プレスリリースより引用）
名称： Rakuten Fulfillment Center Tama
物件名： Landport多摩
所在地： 東京都八王子市鑓水2丁目108番4
延床面積： 約15,000坪（約5万平米）
建物階数： 地上2階建
（藤原秀行）
