社外監査役は弁護士の尾西氏、経営体制強化図る
カミナシは5月1日、経営体制の強化に向け、同日付で社外取締役に独立系ベンチャーキャピタルCoral Capitalのジェームズ・ライニー創業パートナーCEO（最高経営責任者）、社外監査役に三浦法律事務所パートナー弁護士の尾西祥平氏をそれぞれ招聘したと発表した。
カミナシは「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」をミッションに掲げ、2020年6月末に工場や店舗などの現場作業効率化とペーパーレス化をノーコードで実現できるソフトウエア「カミナシ」の提供をスタート。既に7000以上の現場が採用している。
今年3月には中長期のプロダクト戦略「まるごと現場DX構想」を策定。現場のあらゆる業務を効率化させる方向で業務を拡充していく方針を打ち出している。
より強固な経営体制に移行するため、カミナシに出資しているCoral Capitalから社外取締役を招くとともに、他のスタートアップ企業で監査役や社外取締役の経験を持つ尾西氏に社外監査役へ就任してもらうことにした。
略歴
James Riney氏（ジェームズ・ライニー）
Coral Capital 創業パートナーCEO。これまでカケハシ、京都フュージョニアリング、hacomono、カミナシ、SmartHRなどのスタートアップに投資。Coral以前には、500 Startupsの日本初のファンド立ち上げのほか、それ以前はDeNA（ディー・エヌ・エー）のベンチャー部門でシリコンバレーとアジアを中心にアーリーステージ投資を担当。投資家以前は、レジュプレス（現コインチェック）の創業CEOを務め、STORYS.JPを生み出した経験を持つ。
尾西 祥平氏（おにし・しょうへい）
三浦法律事務所パートナー弁護士。2012年に弁護士登録後、ヤフー株式会社、佐藤総合法律事務所を経て現職。主な業務として、M&A、コーポレートガバナンス、IPO、危機管理、IT、規制法対応等を扱う。現在、上場企業からスタートアップまで新規事業の創出にリーガルアドバイザーとして関与しているほか、株式会社SmartHR社外取締役監査等委員、ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社社外取締役、スタートアップ・エコシステム東京コンソーシアムアドバイザー等を兼任。
（藤原秀行）※写真はカミナシ提供
