自動搬送システム開発のLexxPluss、COOに日通やアマゾン出身の板倉氏が就任

自動搬送システム開発のLexxPluss、COOに日通やアマゾン出身の板倉氏が就任

日本・米国市場双方の事業拡大図る

次世代の自動搬送システム開発を手掛けるスタートアップのLexxPluss(レックスプラス)は6月14日、新たな取締役COO(最高執行責任者)に、日本通運で北米・南米の経営戦略を担当し、アマゾン、デリバリー・ヒーロー、DiDi Foodで自動配車サービスなどのオペレーションとマネジメントを手掛けてきた板倉理造氏が、5月に就任したと発表した。

日本・米国市場双方の事業拡大に向け、経営体制を強化する。

板倉氏は2022年7月、LexxPlusに入社。VP of Business Developmentとして日本の事業展開と米国での事業立ち上げに尽力し、創業3年で製品のサービス化と米国法人の立ち上げを実現した。

今後は、取締役COOとして新しく立ち上げたグローバルビジネス事業部(Global Business Division)を所管、LexxPlussのグローバル規模での事業拡大を目指す。


(LexxPluss提供)

板倉氏は「LexxPlussのミッションである『自律的産業インフラを作る』ことを実現すれば、『誰もが自分でできる・つなげられるオートメーション』を実現することができます。それにより、私自身が当初から抱いていた『物流の革命的な変化』をLexxPlussが生み出せると信じています。人手不足や2024年問題が叫ばれる中、オートメーションを軸に物流業・製造業の皆様の課題解決に尽力してまいります」とコメントしている。

板倉氏は日本通運でキャリアをスタート。日本国内外で現場管理、カスタマーサービスを経験し、オペレーション管理部門でオペレーション設計と行政対応を9年間担当。2016年から4年間米国に駐在し、南米・北米の経営戦略を担った。医薬品物流事業の立ち上げに向けたM&A、米国内物流機能の強化に向けたPMI(組織の統合作業)をリードする傍ら、米国スタートアップとのオープンイノベーション推進に携わった。

その後、当初の「物流に革命を」という想いから、テクノロジーで物流に変革を起こしたいと考え、アマゾンジャパン、デリバリー・ヒーロー・ジャパン、DiDiフードジャパンで、自動配車サービスのオペレーションをリード。デリバリーヒーロー、DiDiフードジャパンでシニアマネジメントの一角を担い、デリバリー事業立ち上げを成功に導いてきた。LexxPlussは「物流に精通するのみならず、現場から経営まで幅広い経験を基にしたリーダーシップが強み」と説明している。

(藤原秀行)

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