ロジスティード東日本、燃料電池トラックをグループ初導入

ロジスティード東日本、燃料電池トラックをグループ初導入

福島で走行、航続距離200km見込む

ロジスティードは7月3日、グループのロジスティード東日本が燃料電池トラック(FCV)を、ロジスティードグループとして初めて導入したと発表した。

3tのウイング車で、福島県内で走行。航続距離は約200kmを見込む。

導入したFCVは、水素と酸素を反応させて電気を起こす発電システムを搭載し、走行時にCO2を排出しないため、環境に配慮した次世代の車両として注目されている。ロジスティードとロジスティード東日本が参画する「福島県での水素を活用した新たな未来のまちづくりのための社会実装」で、FCVを実際の輸送業務に使用し、水素燃料活用の可能性と実用性の検証に協力する。

FCVの活用は一部を新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」として実施している。

ロジスティードはNEDOの交付決定を受けたCommercial Japan Partnership Technologies(CJPT)からの業務委託により、FCV普及に向けたエネルギーマネジメントの研究開発の一環として、ディーゼル車の輸送をFCVに置き換えた場合のCO2削減量の把握や、水素充填タイミングの最適化のため、各種走行データを提供していく予定。

FCVの仕様

車種 3tウイング車
航続距離 約200km
水素充填量 充填時間
充填回数 1回/日
充填場所 いわき鹿島水素ステーション
(福島県いわき市)


(プレスリリースより引用)

ロジスティードグループは、CO2排出量を2030年度に50%削減(13年度比)、50年度のカーボンネットゼロをめざす「環境中長期目標」を策定しており、今回の取り組みもその一環。

(藤原秀行)

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