ECサイトで発売、オブジェも
ANAグループと川崎重工業は7月20日、通常流通しないボーイング787のエンジンブレード廃材や、航空機の製造過程で出る端材・余剰材を活用したアップサイクル商品を開発したと発表した。各商品はANAのECサイト「ANA Mall」で同日、発売した。
ANAの「運航のみならず製造も含めた航空産業の発展を目指す」という思いと、川崎重工の「他社とのパートナーシップからなる価値共創を経て社会課題にこたえたい」という思いが一致して実現した。
川崎重工は100年以上の航空機製造の歴史を持つ日本を代表する重工メーカーとして、ボーイング787の前部胴体やボーイング777およびボーイング767の胴体パネルなどを製造しているほか、ANAがボーイング787のエンジンに使用している英ロールスロイスTrent1000の開発・生産にも加わっている。
新たに発売した商品は、川崎重工による取りまとめの下、日本有数の航空宇宙産業の一大拠点・中部地区の航空機部品製造業各社の工場で加工。ANAと川崎重工は、航空運送業と航空機製造業それぞれのビジネスの枠を越え、地域とともに新たな価値を創造することで、日本の航空宇宙産業界全体を盛り上げていきたい考え。天龍エアロコンポーネント、ナベヤ製作所の両社も協力している。
【商品概要】
販売サイト:ANA Mall内ANAワクワクショップ(URL:https://anamall.ana.co.jp/shop/top/0009-0009/blank)
※ANAウイングフェローズ・ヴイ王子(株)運営
販売受付開始:2023年7月20日(木)12時~
発送開始:2023年9月上旬
初回販売個数は各商品欄の通り。準備ができ次第、追加販売を予定している。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用