スマートドライブとソニーグループ、車両データとIoTネットワーク連携させた新たなソリューション提供

スマートドライブとソニーグループ、車両データとIoTネットワーク連携させた新たなソリューション提供

リースやレンタルの管理・活用最適化想定、テレマティクス保険も

法人向けクラウド車両管理サービスを手掛けるスマートドライブは8月24日、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する「ELTRES(エルトレス)IoTネットワークサービス」と、自社のサービスを連携させた新たなソリューションの提供を開始したと発表した。


(スマートドライブ提供)

ソニー独自のLPWA(Low Power Wide Area、低消費電力広域)通信規格「ELTRES」は、長距離安定通信、高速移動体対応、低消費電力の特徴を備えている。今回の連携でソニーネットワークコミュニケーションズのIoTネットワークサービスを通じて取得したデータを、多種多様な業種業態の企業と連携してソリューションを創出してきたスマートドライブの各種サービスで利用できるようにした。

「ELTRES」は見通し100㎞以上の長距離におけるデータ通信や、時速100㎞以上での高速移動などの厳しい環境下でも安定した無線通信ができるため、製造業やインフラ、物流、サービス業、農業など多様な分野で「ELTRES IoTネットワークサービス」の活用が進んでいる。

「ELTRES」の技術をベースとした様々な形状のデバイスは、多岐に渡るデータを収集できることに加え、取得するデータ種目の絞り込みやその測定頻度も調整できるため、低価格で簡易なデータ取得・活用を実現するのが強み。

「ELTRES」から得られる様々なデータの蓄積・解析により、法人向けクラウド型車両管理サービス「SmartDrive Fleet」の新たな機能開発が見込まれるほか、リース、レンタカー、カーシェアリング事業者における保有車両の管理・活用を最適化するためのコネクテッド基盤としての利用や、スマートドライブ独自の様々な機器に対応可能な安全運転評価技術を通じ、安全運転連動型のテレマティクス保険への活用につながることも視野に入れている。

(藤原秀行)

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