CRE、埼玉・草加で1.6万㎡の物流施設着工

CRE、埼玉・草加で1.6万㎡の物流施設着工

24年9月末竣工見込む

シーアールイー(CRE)は10月2日、埼玉県草加市で新たな物流施設「ロジスクエア草加Ⅱ」の本体工事に着手したと発表した。

地上4階建て、延床面積は1万6100㎡を計画しており、竣工は2024年9月末の予定。

首都高速道路三郷線の八潮南ICから約3.6km、東京外環自動車道の三郷西ICから約3.4km、草加ICから約3.9kmの工業地域に位置し、倉庫や工場などの工業系施設が多く周辺に集積しているエリア。開発予定地から半径5㎞圏内の労働力人口は約25万人で、労働力確保の面でも優位性があると見込む。


竣工イメージ(プレスリリースより引用)

トラックバースを西側・南側の2面に配置し、西側には大型トラック11 台(うち4tトラック用2台)、南側には大型トラック5台、計16台が同時接車可能な高床式トラックバースを設け、6台分のトラック待機スペースと合わせて、多種多様な入出庫オペレーションが可能な汎用性のある施設計画を採用している。

外壁に金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5t/㎡(各階2.5tフォークリフト対応可)、有効高さは各階5.5m以上を確保する。昇降設備は荷物用エレベーター(積載荷重 3.5t、45m/min)2基、垂直搬送機2基、ドックレベラー2基を実装する。

庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設スペースなどの確保、事務所スペースの増床を想定した法的な対応など、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様を施す。

環境面では全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、環境や省エネルギーに配慮。BELS評価の認証を取得予定。エンバイオ C・エナジーと組んで屋根全面に太陽光発電システムを導入することを想定しており、生み出した電力は自家消費するとともに、一部を施設内に蓄電して、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムの導入も計画している。

■開発プロジェクト概要
施設名称 : ロジスクエア草加Ⅱ
所 在 地 : 埼玉県草加市松江
敷地面積 : 7,772.22㎡(2,351.09坪)
主要用途 : 倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模 : 鉄骨造4階建て
延ベ面積 : 16,100.40㎡(4,870.37坪)(予定)
着 工 : 2023年10月1日
竣 工 : 2024年9月下旬(予定)
設計施工 : 鈴与建設株式会社

(藤原秀行)

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