関通、河出書房新社の出版物流子会社から事業継承へ

関通、河出書房新社の出版物流子会社から事業継承へ

サービスの付加価値向上図る

関通は11月15日、河出書房新社の子会社で出版物の物流をメーンに手掛ける河出興産(埼玉県所沢市)から、出版物の物流サービスやeコマース事業者向けの物流サービスなどの事業を譲り受けると発表した。併せて、同事業を継承する物流子会社「関通ネクストロジ」を今年12月1日付で設立する。

河出興産は出版物の入庫、在庫管理、返本管理、改装、出庫などの物流サービスを提供しており、出版社の代行倉庫業としてはトップクラスの取扱量を持つ。

事業を取得することで、関通が培ってきた物流ノウハウやITサービスの利用技術を出版物流の分野に取り入れ、付加価値をより一層高めるのが狙い。

関通ネクストロジは26年2月期に売上高15億1600万円、営業利益9600万円を目指す。

事業は今年12月21日~2024年1月31日までの間に譲り受ける。取得額は開示していない。事業の2023年6月期の売上高は13億円、経常損益は1億3000万円の赤字だった。

(藤原秀行)

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