ファンケル、再配達なしの「置き配」利用者にポイント付与

ファンケル、再配達なしの「置き配」利用者にポイント付与

「2024年問題」対応、期間限定で実施

ファンケルは12月1日、2024年1月下旬から2月末までの期間限定で、通信販売の注文時に指定場所へ届ける「置き配」を選択した場合、買い物時に活用できるポイントを付与すると発表した。


「置き配」配達イメージ(ファンケル提供)

同社は1997年、「置き場所指定お届けサービス(置き配)」を導入。再配達を減らし、同社製品を運ぶドライバーの負担軽減を図るため、対応をさらに強化し、同サービスを選択して注文したユーザーに1回当たり10ポイントのファンケルポイントを付与することにした。

直近の2023年4~9月の受注件数を見ると、約3分の1の注文で「置き配」が使われており、置き場所の間違いなどの問題発生率は0.002%で極めて低いという。

今後も複数回の注文をまとめて配送することでポイントを付与する「おまとめ配送」などと合わせて、トラックドライバーの長時間労働規制強化に伴う物流現場の混乱が懸念される「2024年問題」への対応を進める構え。

今後の目標として、
1. 「置き配」を推進し、2024年度には38%の受注率を目指す。
2. 環境対応を目的として、荷物に同梱する「お届け明細書」の不要率を高める。
3. 複数回の注文をまとめて配送する「おまとめ配送」を推奨し、配達回数を減らす。
――ことを進める。

(藤原秀行)

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