敷地15.5万㎡の日本自動車研究所未利用地、28年4月全体完成見込む
大和ハウス工業は12月18日、茨城県つくば市で日本自動車研究所（JARI）が保有している広大な未利用地を取得し、大規模な再開発「（仮称）SSC（スーパーサイエンスシティ）つくば学園南プロジェクト」を展開すると発表した。
分譲マンションや教育施設、商業施設、研究施設、産業・物流施設、保育施設などを整備する予定。最終的な完成は2028年4月の見通し。
プロジェクト自体はJARIが今年10月、既に公表済み。大和ハウスとしては初めてプロジェクトに着手する方針を正式に発表した。
開発イメージ（大和ハウス工業提供）
JARIが行った「つくば市学園南エリア未利用地売却に係る事業者公募」に応募、10月に最優秀提案者に選ばれた。12月4日にJARIと土地売買契約を締結、12月18日に土地の引き渡しを受けた。
開発予定地はつくばエクスプレスの研究学園駅から徒歩約9分で、首都圏中央連絡自動車道（圏央道）のつくば中央インターチェンジから約3km、首都圏と東北地方を結ぶ常磐自動車道の谷田部ICから約6km。さらに、県道土浦坂東線（エキスポ通り）や取手つくば線（サイエンス大通り）などの主要幹線道路にもアクセスしやすい。
近郊にはつくば市役所をはじめ、大和ハウスが手掛けている大型複合商業施設「イーアスつくば」や、会員制大型量販店「COSTCO（コストコ）」もあり、生活利便性にも強みを持つエリア。
開発予定地の北側には分譲マンションと教育施設、中央には広場や商業施設、南側には研究施設や物流施設、保育施設などを計画しており、総敷地面積は東京ドーム約3.3個分に相当する15万5389㎡の予定。
プロジェクト概要
所在地：つくば市学園南2丁目8番4他
交通：つくばエクスプレス「研究学園駅」より徒歩約9分
敷地面積：155,389.76㎡（47,005.4坪）
総工期：2024年8月～2028年4月（予定）
（藤原秀行）
